2023年1月9日月曜日

[タクティクスオウガリボーン]個人的レビュー

雑に書き捨てたくなったので書く。
ちなみに俺の進度は死者の宮殿76F~に到達したくらいだ。

■リボーンの個人的レビュー

名作と謳われた原作とはセオリーが全く異なるが俺には合うようだ。
バトルシステムに関してざっくり言うなら、

  • 原作:あの手この手を尽くして脱法的な強さを追求していく
  • リボーン:管理されたレベルデザインでじっくり強さを実感していく

という作りになっている。
なお運命の輪は自分でもどの程度プレイしたか覚えてないので割愛する。

■原作の問題点

原作の良さは今更説明するまでもないので、やり込む際の不満点を挙げる。

  • ペトロクラウド(でなくとも高AGI&DEXキャラが使うデバフ魔法)強すぎ
  • 全体的にダメージがでかいので肉弾戦が悪手
    →近接キャラが息してない
  • 防具は基本物理RESしか上がらないので魔法に対して無力
    →重たいだけのゴミ、回復アイテム持ったほうがマシ
    →敵は防具を固めてるので物理火力だと効率が悪い
     →魔法や属性一致武器を使えないアタッカーに価値が無い
  • テラーナイトやティアマットの恐怖効果が超強い
    →前衛ならアライメントC以外価値がない
逆に言えばこれらをパズル的に組み合わせて最適解を作るのが原作の楽しさだ。
メタを駆使した理論上最強PTや縛りプレイ等を楽しめる。

ゲームをクリアするだけなら所謂クレリック法でLv50にしたり
ペトロクラウドや召喚魔法フル活用でどうにでもなる。
ユーザーに自由度を与えてくれるゲームは気持ちが良い。
前作伝説のオウガバトル然り、名作中の名作ドラクエ3然りだ。

だが、インターネットで幾らでも情報が手に入る昨今において
タクティクスオウガ原作は

  1. 序盤は適当にどうにかしつつCルートに行く
  2. 2,3章をキリキリ頑張る
  3. ペトロクラウドで全てを解決する

というゲームとも言える。
TIPSで「アタックチームの花形」とされているナイトを運用するゲームではないし、
ホワイトナイトのミルディン、ギルダスは強力だがアライメントLなので
起用するなら弓兵にせざるを得ない。
パズル的なやり込みにとことん応えてくれるゲームではあるが、
それにあたってフレーバー要素が無視されてるのがモヤモヤするのだ。

■リボーンによるマイルドな重ゲー化

リボーンにおいてはかなり慎重なレベルデザインが為されたようで、
それによって退屈なゲームになってしまったと嘆く声もある。
だが俺は元々この手のSRPGにアクロバティックな要素を求めていないので、
「順当な感じに落ち着いてくれたな」と感じている。
CHARIOTよりペトロクラウドの方が余程酷いと思うよ俺は。
そういう酷さをひっくるめて楽しむのが原作、
王道SRPGを楽しむのがリボーンだと思っている。
そもそもこのゲームは重厚な世界観やテキストを楽しむのが本文とも言える。

■原作オススメのプレイ法

3DSのVCで原作が遊べる。もしかしたら他の機種でも行けるかも。
"どこでもセーブ"が使えるので滅茶苦茶楽が出来る。
特にLUKのカードの±を厳選できる為、
これをフル活用してニンジャデニムに全てのカードを拾わせるだけで
リボーンのロードデニムも真っ青の究極生命体が爆誕する。

デニムはエレメント炎で作成してニンジャで育成、
死者の宮殿でワープリングを手に入れたらウィザードに着替えれば
火竜の剣+魔法でドラクエの勇者みたいな唯一無二の最強アタッカーとなる。
LUKを強化すると回避率も防御力も桁違いの性能になる為、
何ならデニム単騎で出撃した方が事故らないまである。

それくらいゲームを壊せるのが原作の醍醐味という事だ。

■俺がリボーンを評価するわけ

"弓ゲー"と言われたタクティクスオウガを、
前衛(、タンク)、弓、魔法と明確に差別化した功績が大きい。
弓の強弱がやたら極端だったり
ドラグーンのスキルが異常に高威力だったりするのが
チーム戦となると割と納得出来たりする。
よくここまで思い切ってくれたものだ。

そして極めて個人的な評価となるが、
俺はホワイトナイト推しなのでWTの重さを押しのけて
超優秀な基礎ステで大活躍してくれるのは
俺がタクティクスオウガに求めるイメージにピッタリハマる。

ロードが圧倒的最強クラスで
オウガセット(まだ持ってないけど)が最強装備というのも良い。
「そういう辺りに落ち着いてくれると良いな」というニーズに沿っている。

"それらを含めて制作側に管理されてる感じなのが癪に障る"
という感情が反発を生んでいるのかも、とも思う。
でも俺どうせ攻略本、攻略サイト、wikiに頼っちゃうからね。
今情報源皆無で一から原作遊ぼうとしたら心が折れる。リボーンでも折れる。
ネットを駆使してリボーンを遊びつつ、名作の世界観を堪能するのは
なかなか丁度良い具合なんじゃないかと思う。

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